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関東信越税理士会所属

ちょっとブレイク

心に響く一言

6月

         


R1.6.10
      NEW!!   

 本日の論語の素読は里仁二十五「徳は弧ならず、必ず隣あり。」でした。人格が優れていれば、いずれはその徳を慕って人が集まってくるという意味ですが、間違えてはならないのは、人格者でなくても人は集まることがあり、その集まりをもって、その人を人格者ととらえてはならないという点です。人間は不思議なもので、その地位やお金とかに群がってくる人もいます。だから、地位やお金が無くなると潮を引くように周りに人がいなくなる人もいます。そのような人を人格者と言えるだろうかということなのです。


 昨日、古河青年会議所の40周年記念式典があり、OBとして参加をさせて頂ました。青年会議所は40歳までですので、創立した時には現在のメンバーは生まれていなかったにもかかわらず、その思いや思想は見事に受け継がれており、大変うれしく思った次第です。私は第三代理事長を仰せつかり、正しいことを貫くと反発もあるということも学びました。当時は地域のお祭りをやるのが青年会議所というイメージがありました。しかし、イベントなどは始めは盛り上がるのですが、長く続けるうちに何のためにやっているのという疑問がわいてきます。そればかりかやらされ感がものすごく重くなってくる。時代が変わろうとしているときに10年前に成功したからといって、同じものをして良いのだろうか。やはり、住民の方々の声を聞き、そこからすべきことを考えていくのが大切と600人以上のアンケート取り、それをまとめました。また、PTA会長のときも組織を変え事業を変えました。組織を変えて事業を変えたら猛反発です。臨時総会3回目でやっと通りました。


 正しいと思えば、それが皆のため、未来のためであれば、たった一人でも立ち向かう覚悟があるのか、が試されているのだと思います。本当に正しいことを決定して、一所懸命やっていれば必ず賛同者が現れてくる。本日の論語をこのように解釈するとしみじみと意図していることが理解できるのではないだろうか。くれぐれも、多くの人が集まっているからあの人は立派と短絡的に考えないように。


         


R1.6.3
      NEW!!   

 今回一万円札になるのは渋沢栄一である。渋沢栄一には『論語と算盤』という有名な本があるが、二松学舎大学での連続講義が『論語講義』として明徳出版社から出ている。その冒頭に、渋沢栄一は幕末の人間であるから高等教育を受けたわけではないが、子供の頃から論語などの四書五経と言われる儒教の聖典に馴染んでおり、大人になってからも、様々な意思決定や判断に論語にあたるとそこに答えがあり、その通りやっていくことで大過なく過ごせたと述べている。

 論語の文章の一つひとつの言葉は平易だが、多分世代によっては感じるところが違うのではないだろうか。私自身、2030代では理解しえなかったことが50代を超えてから理解できるものがあり、しみじみと感じるものがある。


 渋沢栄一は幕臣であったが、徳川慶喜に従い静岡に下野する。しかし、時の権力者である明治新政府の人々は栄一の実力を知っているから国の中枢に呼び戻すわけである。それが大蔵省であった。官庁がその会計に複式簿記を導入すべしと進言したのが渋沢栄一であった。しかし、残念なことに複式簿記が分かっていた人間はほとんどおらず、却下となってしまった。その後実業界に身を転じ、500以上の会社の設立、600以上の大学等の団体の設立にまい進し、「日本資本主義の父」と言われるようになった。


 今思えば、あの時の官庁会計に複式簿記が導入され、資産負債の状況もきちんと把握できていれば今のような財政状態にはならなかったのではないかと思う。先見の明がある人は、あまりにも先を見据えているので、一般の人達にはその価値はわからなかったのではないだろうか。今に至り、やっと、市町村なども複式簿記に近いものを入れ始めてきた。つい最近、渋沢栄一の中心思想である「義利合一説」を体系的に解説した『義利合一説の思想的基盤』(大江清一著、時潮社刊)が発刊され入手したので、じっくりと読んでみようと思う。


4月

         


H31.4.22
     

 この前、あるお客様の経営計画発表会で話をさせていただいたことですが、これから人口が減ってくる。特に生産年齢人口が減ってくるときにどのような対応をすればよいだろうか。


 まず、第一に高齢者の方に働いてもらうという方法である。生産年齢人口の上限を現在の65歳から70歳、70歳から75歳へとシフトしていくのである。第二に女性活用である。この場合はテレワークなど自宅などで働ける環境を整えていくことが必要だろう。第三が外国人の登用である。


現在、安易に外国人労働者を特定業種に入れようとしているが、歴史的な観点から見ると問題があるのではなかろうか。文化の違いが対立を引き起こすのではないかという点である。


縄文時代の遺跡から発掘された骨は刀で傷ついたものが一つもないと言われている。これに対して弥生時代の骨には傷がある。ちょうどその時代、中国で戦乱が起こり、難民などが大挙して押し寄せてきた。その渡来人たちと原日本人である縄文人との間で対立があったのではないか。その戦乱を経て大和政権ができるのだが、大和政権は力で成立したものではないという研究成果が出ている。古い話では騎馬民族が日本を征服したという話もあったがどうもそうではないらしい。いくつかの部族の対立の中で、特定の主宰者を合意の上で祭り上げた、というのが成立の初めだったらしい。見事に多様な文化背景を持った部族を一つにまとめ上げたのは、力ではなく考え方だったのだ。


多様性の文化のなかで、常に自分が正しいと主張しているだけでは、いつまでたっても争いは消えない。その時にある1つの考え方ある、1つの理念とか哲学、そういったものを押しあげて、ここに住む、生活する人はこれに従う。「和を以て貴しとなす」の本当の意味はここにあるのではなかろうか。


今の日本の社会の縮図である会社の中でも、職場内での多様性を認めると方向にあるが、これはわがままを認めるとことではない。会社内での「理念」に賛同した人がそのルールに従い活躍することにつながのではなかろうか。


今、大きな歴史のうねりのなかで、国の新しい形ができ始めているてるような気がする。現在のように大変化の時代は目先の状況に右往左往することなく、歴史観・大局観を持つことが難局を乗り切る秘訣なのではないだろうか。


         


H31.4.8
         

 本日は、働き方改革の話をさせていただく。

 「休みを多くする事」「労働時間を減らすこと」。そういったことばかり喧伝されているが本質はそうでない。例えば、10人で1,000円の物を10個作っているとする。この場合、売上は10,000円である。もし、その内の1人が辞めたとする。すると9個しか作れなくなってしまった。そうであれば売上は9,000円である。しかし、残業は禁止され、実質は7人分しか作れないとすると売上は7,000円である。実にこの例を見ると、30%の売上が落ち生産性が落ちる。そういう中で生産性を維持し、より良くしていくことは大事になってくる。これが今回の働き方改革の本質である。
 
 7人であれば10人分の生産性を上げなければならない。私は「根性で仕事しろ」とは言わない。AIITを含めシステムを活用するなど、効率性を上げる方法を考慮すべきである。これからの仕事は、人間にしかできないものは人間に残るが、そうでないものはAIRPAに置き換えられるだろう。そうなる中で、①何の仕事を残し、何をシステムに変えていくか考えなければならない。②人間がすべき仕事をより想像性を豊かにするための想像力と創造力を発揮する。つまり仕事に対して自分で考え創意工夫しなければならない。このようなことを取り組むことで、今まで7人分しかできなかったものが10人分できるようになり、生産性が高まっていく。


         


H31.4.1
         

 松下幸之助の今日の言葉(日めくり)は‘日々反省’である。仕事が伸びる人とそうでない人の差は、反省の度合いであると感じる。一日終わった時に今日は良かったのか反省を行うことは大事である。例えるなら、雪が降った時に、そのままでは地面はフカフカである。しかし、それを固め、その上に雪が降り、また固める。これを繰り返すことで分厚い氷が出来る。分厚い氷が出来ればできるほど、壊れにくくなる。その固める行為が、反省なのではないのかと思う。


 論語の中にも、「日に三たび吾が身を省みる」という言葉がある。昔から、反省が大事だと言われてきた。この反省をしないで日々過ごしてしまっている人が多いように感じる。そのような人は仕事において三年たった時に、差が出来る。10年経過するとそれが悪しき習慣になってしまう。若い人達こそ、日々反省する習慣を身に着けるべきである。


3月

         


H31.3.25
       

 北関東道と圏央道の開通記念ということでゴルフをしてきた。3日目の最終日に群馬の富岡カントリークラブで、なんと初めてエイジシュートを達成した。エイジシュートというのは自分の年齢以下で回るという事である。だから、若い人は不可能である。

 

 アマチュアでエイジシュートを行えるのは大体、私くらいの年齢からである。エイジシュートの達成する人の平均は84歳である。私は、前半38、後半3876で回った。私の年齢は75歳と2ヶ月であるため、76でオッケーとなる。最近は調子が悪く、ボールがスライスしてしまったりしていた。週に23度練習を行うようにしたら、打ち方が分かるようになってきた。やはり、練習しなければダメだと思わされた。私は75歳であり、エイジシュートを狙ってはいたが、来年か再来年になるだろうと考えていた。しかし、出来るときは出来るのだと感じた。達成できたのは、まずは自分の悪いところを直したことである。やはりこれが最大の理由である。

 

 ゴルフは本当に波がある。練習をすることで悪いところに気が付く。仕事でもなんでもそうだが、自分で欠点に気が付くには、練習をするべきである。仕事で言えば、研修に参加することである。研修とは自分の分からないことと比べながら受講するのが大事である。ゴルフを通じて改めて練習の大事さを実感できた。


         


H31.3.18
        

 昨日、ある社会福祉法人の理事会があった。そこで働き方改革の話が出ていた。社会福祉法人では就業規則関係は理事会によって決められる。就業規則の適用は41日以降に適用されるので、3月の理事会に上程された。

その会社は従業員の腰の負担を減らすための機械を良かれと思って導入した。しかし、1年も利用されなかった。なぜならば、その従業員は昔ながらの考えや習慣から、装着するのが面倒だったという。こういった方は考え方に問題がある。昔ながらのやり方を、勇気をもって新しいものに変える考えが必要である。若いうちは腰に負担がかかっていても大丈夫かもしれない。しかし、将来のことも考え、今を変えていかなければならない。


         


H31.3.11
        

 RPAという言葉はご存知だろうか。


 『RPAの真髄』と『RPAの威力』(日経BP社刊)

 いずれも二冊は是非とも読んでいただきたい。


 RPA
とは自動化ロボットと思ってもらってよい。ロボットは生産現場に入って合理化するようなイメージだが、これは事務手続の合理化である。AIは深層学習によって様々な知識を得ながら、それを次の判断基準にしていくことを繰り返していく。しかし、RPAはそこまでお利口ではなく、一つのものをそのまま行うものである。具体的には、EXCELなどのマクロを使ったことのある方は理解しやすいと思うが、マクロの大型版というかマクロの自動化版というイメージである。ここで大事なことは、手書きの文章であると読んでくれないという事である。デジタルでないと読み込ますことが出来ない。手書きのものを一生懸命作っても、そこからそれを読み込ますことが出来ない。例えば、デジタル化されている請求書等は自動化されていく。このようなシステムを、事務所が先進的に導入することで、お客様の自動化に貢献していける。


 これから人は減っていく。それならば、自動化できるものに時間をかける必要がない。今、現在、自分が行なっている仕事が生産性のあるものであるのか、本当に人間が行なうものであるのか考える必要がある。これからの5年間は今までの50年間に匹敵する変化が起きる。たかだか20年、30年の経験で物事を考えるのは、捨て去るべきである。


2月

         


H31.2.18
        

 お釈迦様の話を聞いてすぐに理解する人を上根、すぐには分からずとも、数年後に突然閃いて、お釈迦様はこういうことを仰っていたのか、と気づく人が中根、○○は死んでも治らない、これが下根。


 孔子もお釈迦様もソクラテスも2500年くらい前の同じ時代の人物だ。この時代に同じような考え方が出てきたことは、地球全体を見ても面白い現象だ。

修業とは魂を磨く事。よりピュアになり、より高みに昇っていくことがこの世の修行だ。病気も含めていろいろな困難が押し寄せてくると思う。しかし、決してそれを不幸と捉えるのではなく、自分に何かを気づかせてくれているのだと思ってみると、自分の至らなさが分かってくる。その至らなさを、計画を立てながら良くしていく事によって人格が変わってくる。人格が変われば、付き合う人の範囲が全く変わってくる。幸福感が増すだろう。そこで謙虚さを失わないようにしながら日々精進努力をしていく事が人生の最大課題だ。さまざまな古典ではこのように教えてくれている。そこに一つの真理がある。


         


H31.2.12
        

 「RPA」という言葉は聞いたことがあるだろうか。「Robotic Process Automation」と言って、事務処理を自動化していくことだ。事務所でも導入してみても良いかなと思っている。単純な集計作業等に活用して、その分時間が空いてくれば、その人に生産性の高い仕事についてもらうようにした方が、本当の意味での働き方改革に繋がるのではないかと思う。単純に労働時間を減らすことよりも、一人ひとりの能力を活かしていく、引き出していくことがこれからの社会に求められることだ。これが情報技術の面だ。


 もう一つは、「AI」ならぬ「EI(Emotional Intelligence)」。 ハーバードビジネスレビューを読んでいると、面白いことに気付く。この3月号は「会社の目的は何ですか」「あなたの働く意味は何ですか」という特集だ。正に今まで我々がやってきたことが取り上げられ、昨年からは「EIシリーズ」が出た。今回の三作目は「マインドフルネス」。これは平たく言うと瞑想。瞑想を会社の中に導入して上手くいっている事例等が出ている。アメリカの会社だ。Googleもそうだが、東洋的な考え方に帰ってきているような気がする。


 情報技術が発達してきて簡単なものはどんどん全自動になってきている時代に、我々の存在意義等を確認する時期にきているのではないだろうか。以前にも申し上げたが、これからの5年間は過去50年間の変化に匹敵するような大きい大変化が訪れてくると思っている。そういった時に一番危惧しているのは、いわゆる「ベテラン」と言われる人達だ。2030年やってきた人達がついていけなくなるのではないだろうか。今の若い人達の方が柔軟に対応できるのではないか。今の変化の本質を知るには、哲学的、歴史的な視点が必要であろう。従って、その前にはたかが2030年程度の“経験”から判断すべきではないのだ。


 私はこの仕事に就いた時に、10年先のことを考えながらやってきた。10年先にこうなる、と言ったことを誰も信じてくれなかったが、10年後にはその通りになったので、みんなが信じてくれるようになった。5年先はこうなるだろうということが見えてきたので、改めて申し上げたいのである。


1月

         


H31.1.21
        

 先週、致知出版社から安岡正篤先生(日本の陽明学の大家と言われている)の著作集が復刊された。全10巻だが、値段が安い。15000円+消費税。もし安岡先生の本を読んでいない人がいたら、ほぼほぼ全て網羅されているので、この10巻セットの購入をお勧めしたい。


 その中で、なるほどな、と感じたことがある。小説家の三島由紀夫はご存知だろう。彼は最期に自衛隊(当時の防衛庁)内で割腹自殺を遂げるのだが、彼はもともと西洋の学問から入っていったそうだ。東洋思想は40歳を過ぎてから勉強し始めたという。もしかしたらそれが引き金の一つになったのではないか。若いうちに東洋思想を学びなさい、と安岡先生は言っている。その人間学のベースがあった上で、西洋の学問があればいいのだが、残念なことに一般的には学校教育もそうだが、西洋学を中心にやっている。だから、人間とは何ぞや、ということが欠落してくるのではないか。6歳までに人間の脳はほぼほぼ完成するので、その前から論語の素読等をやっていった方がいい、とも言っている。事務所の職員は若い人でも22歳くらいでしょうが、それからでも遅くはない。学校の勉強をしてしまうと、論語等を批判的にみてしまう。一度受け入れるという事をしないといけないのではないか。


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